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赤岩寺(せきがんじ)

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吉田城主の祈願所

このお寺は、吉田城主の祈願所。もともとは赤岩山方言寺といい、神亀3年(726年)、行基が聖武天皇の願いを受けて開いたとされ、勝軍地蔵をまつるため、ここの権現は祈願所になったのである。

本尊の鎌倉末期作愛染明王座像は縁結びの仏とされ、染物業者からも信仰を受けた。(愛染→藍染。)頼朝三河七御堂の一つで、国の重要文化財でもある。頭上に戴く獅子冠には104体の愛染明王像と文書が納められた類のないもので、毎年秋に公開される。鎌倉初期の作という仁王尊を納める山門は安政4年建立。三河随一の大門で知られる見事なものだ。

また、街道からその山門を経る参道は春、桜並木が家族でにぎわい、秋には紅葉でにぎわうとか(短い距離だけど)。

赤岩寺を通り抜けると、登山道が見つかる。その登山道を数分歩けば赤岩山の展望台に到着だ。大した展望台ではないが、豊橋市街がよく見渡せて、なかなか気分が良い。

(左の写真は、展望台への途中の道から東陽校区を撮影したもの。)

さて、赤岩山展望台に向かう途中で小さな休憩所があるのだが、そこをまっすぐ行くと展望台に向かう。しかしその休憩所の北に実は小さな道があって、そこを少し歩くと人の像が目に入る。私もこの道の存在は知らず、この取材のためにたまたま赤岩山を歩いていたら発見した。遠くから見ていたら、人のいなさそうな場所にポツンと動かない人がいたのだからビックリである。後でただの像だと分かったものの、なんでこんな分かりにくい場所に像を建てたのか不思議でならない。

この像は、近藤寿市郎像。近藤寿市郎は衆議院議員や豊橋市長を歴任した人物で、県会議員時代に、豊橋港開港と鳳来町から渥美半島先端まで水路を開くというとんでもない構想を提唱した人でもある。(豊川用水のこと。)この像のある場所からは豊橋の市街地や遠くには豊橋港、日本有数の農産地渥美半島が見える(らしい)ので、赤岩山に像が建っているのだろうか。

  • 料金/無料
  • アクセス/豊橋駅より豊鉄バス岩崎線赤岩下車徒歩10分。または、豊橋市電赤岩口電停下車徒歩20分
  • 勝手にオススメ度/

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